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・虎口からの脱出        景山民夫著            新潮文庫        ISBN4-10-110212-0
 この人のウイットなユーモアのファンでした。ひねくれている所、少年の様な所、好きでしたね。「タモリ倶楽部(テレビ朝日系)」の構成作家をしている
 頃が一番だったと思うのですが・・・。何にも縛られない生活の方がこの人には合っていたのではないかと思います(人ごとながら)。
 本の内容は張作霖暗殺を目撃してしまった少女を狙う関東軍,奉天軍,国民党軍。追跡からあらゆる手段を使って少女を救う帝国陸軍少尉と
 アメリカ人自動車整備士。
 読み始めはダラダラとした感じがしますが、だんだんと加速が付いてくるスリリングな内容です。
 この人の娯楽活劇小説が読めなくなると思うとちょっと寂しい気がします。ご冥福をお祈りします。


・黎明の世紀            深田祐介著             文藝春秋        ISBN4-16-345560-4
・歴史はねじまげられない   上坂冬子著             講談社         ISBN4-06-208542-9
・国民の油断           西尾幹一・藤岡信勝著      PHP研究所      ISBN4-569-55343-5
 この三冊は傾向が似ている本ですのでまとめて紹介させて頂きます。
 戦争は良くない。その戦争に参加してしまった日本は確かに良くない。fでは戦勝国日本は戦時中何をしたのか?
 戦勝国は何をしていたのか?なぜ日本は謝り続けるのか?このまま子供に自虐的な歴史教育を受けさせて良いのか?
 こんな疑問を持っている私が共感を持てた本です。よって、国粋者と愛国者を混同している様な方には敬遠される本かもしれません。
 謝り続けているだけでは先になにも見えません。これからのアジアを考えるなら、言うことは言い、虚実・誇大表現は正すべきです。
 全然本の紹介になってない(^^;
 私は深田祐介氏の大ファンでなので特にこの本を推薦する分けではないのですが、偶然似たような本を続けて読んでしまったので。

 

・BC!な話            竹内久美子著           新潮社         ISBN4-10-378103-3 
 この人は動物行動学の博士ね。アーチストじゃないです(^^;。
 これは、はっきり言って精子のお話(^^)。オナニーの時と夫婦のセックスの時と浮気のセックスの時、ぜ〜んぜん精子の量が違うんだって。
 あと、ペニスの形ね、男は見慣れてるからなかなか思わないけど、そう言われて見ると変な形してるでしょ。意味があるみたいです。
 友人に勧められた著者の「そんなバカな!(文春文庫)」と言う遺伝子について面白く書かれた本が大変面白くてこの本も購入してみましたが
 「当たり」でした。


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